お茶のイメージ
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エピガロカテキンガレード(EGCG)の認知症予防効果

テレビ放映後 粉末緑茶の問い合わせが多いこと…。

お茶カテキンの認知症予防効果

 

粉末緑茶の問い合わせが非常に多いので、何事かと思うと、テレビでお茶のカテキンが認知症に良いということを言われていたそうです。

そこで、いろいろと調べてみました。

テレビでは、ストレスなどで脳にゴミがたまり、これが認知症の原因となっていると説明。エピガロカテキンガレートがこのゴミを取り除くらしいそうです。

*まず、エプガロカテキンガレードは、緑茶に含まれるカテキンの中で最も割合の多いカテキンの一種です。しかも、嬉しいことにこのカテキンは人間にとって非常にありがたい効果を数多く持っています。がん予防、風邪予防、インフルエンザ予防、町内環境を整える、虫歯、口臭予防効果、抗菌作用、抗酸化作用…、上げればきりがないくらいの効用ですが、それもかなり優れています。今回はその話ではないので、数ある中の一つ、認知症予防の効果について調べてみました。

 

さて、どういうことか・・・・。

認知症の多く、約全体6割ほどはアルツハイマー型認知症となっています。

このアルツハイマー病に対してエピガロカテキンガレートが効果的とのことでした。

テレビでは脳内にゴミが溜まっていき、認知症がひどくなっていくとのことだったそうですが、このゴミと表現されたものが、アミロイドβ(Aβ)と言われるたんぱく質なのです。アルツハイマー病になると分解酵素がうまく働かなくなって、アミロイドβが蓄積していき、アミロイド線維といものを形成し細胞毒性を示します。

この蓄積したアミロイドβを分解していく物質などが、アルツハイマーの治療や予防に役立つと考えられています。

 

そこで、エピガロカテキンの出番です。

エピガロカテキンは、このアミロイドβの分解を促進し、蓄積を抑制する作用が確認されています。

テレビでは、この脳内のゴミを掃除するという説明でした。

アルツハイマー病に使われている薬は、記憶の形成に深く関係しているアセチルコリンを減らさないように作用なのですが、これとは別の作用でアルツハイマー病に効果があるのではと期待されています。

 

また、エピガロカテキンの効能について、冒頭の方でいろいろ述べさせていただきましたが、アミロイドβの効果以外にも抗酸化作用による脳細胞の老化防止にもかなりの効果(学習能力、記憶力)があったとマウスの実験で報告されています。

 

テアニン効果

現代はストレス社会と言われていますが、動物実験からストレスを長期間与え続けると寿命が減少し、脳細胞の萎縮や学習能力の低下など脳の老化も加速することが分かっています。お茶のテアニンはストレスを軽減することが明らかになっており、ストレスによる脳の老化、認知症の進行を抑制する働きがあると報告されています。

 さらにカテキンやテアニン以外にも有用な成分が多いことから、お茶の認知症に対する効果は今後の研究で期待されています。

 

お茶を飲む人と飲まない人の研究データを比べるとよくわかります。↓

 

70歳以上の日本人を対象とした調査では、緑茶をほとんど飲まない人と1日2杯以上飲む人では、発病率が半分(2分の1)となっており、統計的に緑茶の有用性が指摘されています。海外でも同様な調査が行われており、お茶(緑茶、ウーロン茶、紅茶を含む)を飲む人の方が、認知力、記憶力、実行力、情報処理能力すべてで優れていることがわかっています。

 

やっぱりお茶ってすごいですね。自分の親もそうなのですが、団塊の世代が70歳代に突入します。これからの日本は、近い将来、さらに認知症の患者が増えたり、今以上に社会問題となってくることは避けられません。

お茶を飲むことで、発症率が半分になるとしたら、絶対飲んでほしいものです。その点は、お茶屋でよかったと思うところです。

今後の研究でさらにお茶の効果の具体的なメカニズムなどが分かってくると思われます。

少し難しい説明になったかもしれませんが、お茶を飲むこと自体は難しくないので、ぜひ皆様にも、皆様のご両親にも、飲んでいただいて健康のお役に立ててほしいと思います。

 

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